最後までBESSを”知ろう”と弊社のモノ作りを理解。いい信頼関係を築くことができた
株式会社アールシーコア様の施策:親和性の高いユーザーへのアプローチと機会創出
株式会社アールシーコア
BESS事業本部 ブランディング本部
MT企画責任者
担当:谷本 剛さま
株式会社アールシーコア
BESS事業本部 ブランディング本部
MT企画副責任者
担当:瀬下未来子さま
――まずはプロモーションを検討するにあたり、商品やブランドの課題についてお聞かせください。
谷本さま
谷本さま:認知を取っていくというより、親和性の高い人にいかにアプローチできる媒体なのか、ということを重要視していますね。たとえBESSを知らなかったとしても「わかる、わかる」と共感してくれそうな方たちとふれあいたいと思っていますし、そういった人を大切にしたいと思っているので。
KIDSNA STYLEさんはそういった我々の想いをしっかりと理解してくれたし、同じ熱量で応えてくれそうだったのでお付き合いしたいと思いました。
――御社自身も自社で広告をされていると思いますが、第三者を挟むことで自社では言いにくい部分が言えたりしますよね。メディアを活用することで、見せ方とか伝え方が変わるというのはありますよね。
谷本さま
うん、ありますね。
――KIDSNA STYLEを知ったきっかけについてお伺いさせてください。
谷本さま
相性のよさそうな媒体があるということで紹介をしてもらいました。今まではアウトドアやログハウスとかそういった方向ののアプローチを強めていたのですが、やっぱり自分たちが親世代になってきている中で子育てという観点って当たり前だけどあるよね、その人たちに共感してもらえる家づくりを改めてしているよねと。
気配を感じる家とか繋がり、いい意味でおおらかになる、ラフを感じる家、大人もリラックスしているとか。そのような話をよくKIDSNA STYLEさんとはお話をしましたし、記事でもそのようなアプローチのものがありました。世の中の子育てとなると、知性を豊かにする10選とかそういう切り口のものが多いのですが、そうではない部分をKIDSNA STYLEさんには感じるものがあり、出稿を決めたというのはあります。
瀬下さま
紹介者の話ではなくなりますが、私は、女性をターゲットにしたかったんです。もちろん子育てをしていると言うのもあるのですが。BESSはこれまで男性に強い広告だったり、骨太な印象のブランドだったと思います。
ただ、家で長い時間を過ごすのは多くの場合、女性だと思うんです。ウェブ上の広告って比較的女性が見ていることも多いと思うので、女性に対してどういう届け方をしたらBESSが響くのか、チャレンジしてみたかったというのがあります。
――実際KIDSNA STYLEの担当者とさまざまなお話を重ねた上で、施策を実施しようと思った決め手を教えてください。
瀬下さま
正直、KIDSNA STYLEという媒体と本当に親和性が高いのか、確信はありませんでした。というのも、KIDSNA STYLEの読者はちゃんと子育てをしなきゃという人が読んでるメディアなのかなと。お金にも余裕があり、キレイに暮らしてる感じ。みんなが憧れるような暮らしを送っている方が多い印象だったからです。BESSがよしとする「自然体でいいじゃん」みたいなラフでカジュアルな雰囲気が本当に響くのかなと思うところはありました。
ただ、はじめて打合せをした際に、弊社が理想とする発信の仕方や、世の中に対する想いにすごく共感してくれて、こちらの想いに親身になって寄り添っていただけたこと、そして他の担当の方とも会話をしていく中で、企画が形になるのがイメージできたのでお願いしたいと思いました。
谷本さま
あとはKIDSNA STYLEアンバサダー(記事出演など企画に御協力いただける会員)の存在も魅力的ですよね。
今回の撮影時に、参加予定だったご家族のお子様が発熱してしまって。でも、すぐに代役の方を立てていただけて驚きました。これって媒体とアンバサダーの方々の信頼関係がないと成立しないことだと思うんですよね。読者とのつながりというか、顔と顔がわかっているというか。
――正直ヒヤヒヤしましたけどね(笑)現場に向かう最中、みんなで必死になって参加してもらえそうなアンバサダーの方に連絡しました。
谷本さま
当日だったけど、ちゃんと見つかりましたもんね。いらっしゃった方もこちらが理想とする雰囲気の方で。ピンチヒッターとは思えない受け答えにも驚かされました。
こういったネットワークは御社の強みだと思います。通常のウェブの記事だけをやっていて、お役立ち情報を流すような媒体とは、一線を画す媒体だなって思いました。
あと今回、アンバサダーの方と合わせて脳科学者の瀧 靖之先生をキャスティングしてくださったのですが、客観的な芸能人じゃない、知識のある文化人がキャスティングできる点も特長ですよね。アンバサダーの方たちのリアルな声に、専門家によるコメントがあることでより奥行きのある内容に仕上がったと思います。
――打ち合わせから始まり、撮影から制作まで結構長い間ご一緒させていただいたと思うのですが、その中での感想や気づいた点があれば伺ってもよろしいでしょうか?
谷本さま
まずスタッフの方全員から、最後までBESSを”知ろう”という姿勢が感じられました。我々が訴求していることって、目に見えない概念みたいなことも商品として売っていたりするので。表面だけさらっと撫でた内容ではなく、弊社のモノ作りを理解した上で記事制作をしていただけたことが嬉しかったですね。非常に頼もしかったですし、いい信頼関係が築けたと思います。
そのせいか、企画内容についても不安はありませんでした。我々が言いたいことをしっかり捉えて「こうなんじゃないですか?」って2、3案出してくれたりして。我々の強い意思もちゃんと抑えてくれて、企画として成立させていただいたなという思いがありますね。文章から動画制作現場のコーディネートまで、一気通貫でやれるっていうものは、すごいなと感じました。「媒体だから当たり前でしょ」って言う方もいるかもしれませんが、しっかりと血の通った企画というものに関しては、そうそうないんじゃないかなって気がします。
――さまざまな媒体さまとお仕事されていると思うのですが、フォーマット化されてるようなメディアもあったりしますか?
谷本さま
もちろんありますよ。メールだけで済ませたり、エクセル上でのやり取りだけで企画を作っていく媒体が一般的じゃないかな。おそらく多くの企業さんがフォーマット化しているのではないでしょうか。そんな中、御社は打合せから始まり、記事のリリースまで3カ月ぐらいかけてますよね。
――ある意味フォーマット化できるのは理想だと思っているのですが、それぞれの特長や切り口など、どう魅力的にするかを考えると、フォーマット化はなかなか難しいですね。型化したらありきたりのものになってしまうし、KIDSNA STYLEでやる価値がないよね、という考えなので逆に大事にしている部分かもしれませんね。
谷本さま
――そう言ってもらえるとありがたいです(笑)。あとは、制作物の反響について、まだプロモーション期間中なのでわからないかもしれませんが、社内社外含めて何かありますか?
瀬下さま
上長には良かったよって言ってもらいました。記事とか動画の内容については、伝えたいことは客観的に伝えられたかなと思います。
谷本さま
瀬下さま
あとは、実際にどれだけ展示場に足を運んでもらえるか。そこは、これから見ていく感じですね。ただ、少し前に展示場のスタッフと話したんです。その時「自然の風景の写真を飾るだけでもリラックス効果がある」と脳科学者の瀧先生がおっしゃっていたことを伝えたら「そういう情報はどんどん欲しい」みたいなことを言われて。記事を参考にスタッフが展示場への来場者と話をすることで、より相手に伝わるコミュニケーションができるかも、と思いました。
―――今後、どのような展開をアールシーコアさんは考えていらっしゃいますか? もちろん、記事や動画のリーチを増やしたいということもあると思いますが、その先も踏まえて。
谷本さま
やっぱりオフラインイベントはやりたいですね。あとはKIDSNA STYLEに望む話ではないですが、木の家っていいよねって概念は記事で実現できていると思っていて、僕らがやりたいことはやれたと考えています。ひとつあるのは「これ買えるんだ」と気づいてもらうことが重要だと思っています。
例えばKIDSNA STYLEの読者がBESSの展示場に行ってみましたみたいなコンテンツとかもいいのかなと。要はリアルですよね。実際に体験してもらってその部分を伝えるのが一番ベストなんじゃないですかね。
―――今後、KIDSNA STYLEに期待することについて教えてください。
谷本さま
やっぱりオフラインのイベントですよね。読者の行動をスイッチするというのを体験を通して読者に働きかけたいですね。