モデル親子のリアルな体験レポートで、魅力が伝わる記事になりました
佐倉市の施策:体験レポート記事による市の認知向上と移住促進
千葉県佐倉市役所 企画政策課
担当:森山 綾香さま
――今回の施策の背景について教えてください。
森山さま
都心まで1時間ほどでアクセスできる千葉県佐倉市では、千葉県内や東京、神奈川からの移住を促進しています。
チラシ制作や対面イベントなどオフラインのプロモーションは実施していたのですが、移住に本当に興味がある人にピンポイントで情報を届ける難しさを感じていました。
ちょうどどんなタイミングで(KIDSNA STYLEから)タイアップ記事制作のお話をいただき、ウェブ上での認知拡大につながると考え、今回の施策を実施しました。
実際に制作した記事
――ターゲット層についてはどのように考えられていましたか。
森山さま
首都園に住んでいる子育て世帯の、20〜40代の働く女性をターゲットとして考えました。
これまで、バナーなどのウェブ広告施策や、不動産情報サイトなどの取材を電話やオンラインで受け、それらの情報をまとめて記事にしてもらったことはありましたが、今回のように明確なターゲットを意識した記事の制作・発信はしたことはありませんでした。
――タイアップ記事の企画から制作の過程でのご感想や、新たな発見について教えてください。
森山さま
仕上がった記事はとてもクオリティが高いと感じました。
私たちが書く文章より読みやすいのはもちろんですが、いいポイントで写真が表示されるなど、読者が飽きない工夫がされていました。
取材時にプロのカメラマンに撮影していただいた写真も地域の魅力が伝わるカットが多く、今でも内部資料や市のウェブサイトに活用させていただいています。
また、佐倉市に住んでいる自分たちにはわからない目線を知ることができたことも大きな収穫でした。取材先の選定の時点で「そこが魅力なんだ」という発見があり、移住希望者がどのような情報を求めているか、ターゲット層のニーズへの理解を深めることができました。
今回の施策から得た情報のおかげで、移住希望者へのアピールの仕方も変わったと思います。
――タイアップ記事にはどのような反響がありましたか
記事を発信した直後に、「記事を見たのですが」という問い合わせが数件ありました。
問い合わせで聞かれることが多かったのは、記事内でレポートした「農業体験」が本当にできるかという質問です。お子さんが野菜を収穫したり、「佐倉ふるさと広場」でチューリップの球根を植える体験は、記事を読んだ方に響いたようです。
農業や自分の趣味を生業にしたい方からも問い合わせがありました。お子さんが生き生きと自然と触れ合う姿から伝わるものがあったのだと思います。
取材では古民家に住む移住者のお宅にも訪問したのですが「自分もそういう暮らしがしたい」という問い合わせもありました。
所内からの反応としては「写真を貸してほしい」というものがいちばん多かったです(笑)
――KIDSNA STYLEの施策のメリットについて教えてください。
KIDSNA STYLEさんは、「広く浅く子育て世帯」ではなく「共働きで高所得世帯」など具体的なターゲット層を示しているので、施策実施の判断がしやすかったです。
今回の記事制作での最も大きなメリットは、現地に来て取材をしていただいたこと、モデル親子を起用していただいたことでした。
これまで発信した記事は、どうしても同じような内容になってしまっていたのですが、今回の記事では実際の「親子の体験」にフォーカスを当てる企画だったので、これまでの記事との大きな差別化ができました。
体験していただいた親子や取材スタッフなどの佐倉市に住んだことのない方のリアクションが見られたのも、貴重な経験でした。
今でも、移住希望者から問い合わせがあると、今でもタイアップ作成していただいた記事のURLをご案内しています。
今回のようなクオリティの高い記事があると、佐倉市の魅力を伝えるためにずっと活用できるので、とても助かっています。